中国製?でも意外と使えるジェイドホワイト
- dorotheeglass
- 2016年3月26日
- 読了時間: 3分

こんにちはドロテグラスです。
突然ですが、みなさんMADE IN CHINAといえばどんなイメージでしょうか?
質が悪い、安い、ニセモノが多い、体に悪そう、色々な声が聞こえてきますが
私も中国製に関してはそんなイメージでした。そう、ジェイドホワイトをつかうまでは!
ボロガラスロッドのメーカーといえばノーススターとグラスアルケミーが二大巨塔なんですが、
この2つのメーカーのホワイトを見てみると、
グラスアルケミーではスノーホワイト

ノーススターでは2つあって
スターホワイトとエジプシャンホワイトサンド


この3色だけなんです。
使ったことがある方は分かると思いますがどれも不透明のホワイトなんです。
ドロテグラスではある日、スノーホワイトを使ってクラゲ玉を作っていました。
でもなにかちがうんですよね。不透明のホワイトではクラゲの透明感がでないんです。
それもそのはずでホワイトは基本的に濃いものが高品質とされていますから薄くしても
不透明を維持するように作られているんです。
そこで、なにかいいものはないかと探していたら、あったんです。しかもMADE IN CHINAで。
その名もジェイドホワイト

これ、写真からも見て分かるように半透明のホワイトなんです。
しかも細く伸ばしても色の濃さを維持します。そして低価格。7ミリ、120センチのロッドで300円です。
すごい!完全にMADE IN CHINAのイメージを打ち破ってくれました。
そしてジェイドホワイトで作ったクラゲがこちら

イメージどおりの透明感のあるクラゲになりました。
このジェイドホワイト、天元というメーカーが製造しています。読み方はテンゲン
日本での販売代理店はスタジオモリオさんのみ。
中国語読みは「ティアンユアン」、正式名称は「フーアイライ・ティアンユアン・スペシャル・タイプ・ガラス有限公司」といいます。
そしてこの天元、不透明のホワイトも製造しています。
天元 ホワイト ロッド

こちらは膨張係数が少し高めだそうで、ほかのボロガラスと合わせて使うと割れやすくなります。
あと長時間の作業で黄変したりと、やっぱり期待を裏切らないMADE IN CHINA...。
ということで各種ホワイトのまとめ。
グラスアルケミー
▼スノーホワイト
・不透明
・黄変無し
・膨張係数問題無し
・熱に敏感、泡を吹く
ノーススター
▼スターホワイト
・スノーホワイトとほとんど同じ
▼エジプシャンホワイトサンド
・不透明
・少し黄色っぽい
・膨張係数問題無し
・熱に敏感、泡を吹く
・スターホワイトをベースに調合され、スターホワイトよりさらに不透明度と濃度が高い
・ザラザラしたテクスチャー
・ムリーニのような彫刻的な利用法で必要な微妙な色合いの変化をつけるために理想的な色
天元
▼ジェイドホワイト
・半透明
・黄変無し
・膨張係数問題無し
・熱に敏感ではない、泡を吹かない
▼ホワイト
・不透明
・長時間の加工で黄変有り
・膨張係数が少し高い
以上、中国製?でも意外と使えるジェイドホワイでした。
次回もお楽しみに!
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