

Aquatic Carnival, 489 アクアチックカーニバル
概要:アクアチックカーニバルはもともとスプリングラスターとアマゾンナイトの中間の濃度として開発されました。陽気な雰囲気のストライキングカラーでクリーム色からブルーやメタリックカラーを生みます。還元炎ではとても独特なレッドを得ることができます。
制作のヒント:フレームもしくは580度のキルンでストライキングしてください。ニュートラルフレームで作業し、完成後に還元炎で炙るとメタリックな効果を生むことができます。
アクアチックカーニバルは本当にカーニバルシリーズの可能性を教えてくれます。この色はシルバーとコパーを含有した透明なとても深いティール色(緑がかった青)です。ニュートラルフレームでは
炎に入れる前のロッドの色を維持します。強酸化炎の鋭く熱い炎に何度さらすと泡を吹くでしょう。望まれない効果を避けるためにはフレームの中間の位置で作業するか、もしくは前もってクリアでインケースして下さい。
表面にアクアチックカーニバルがあるとき、繰り返し還元炎にさらすことで多様な色をと効果を生むことができます。還元させたい部分がやわらかいオレンジ色に光るまで(溶かさない)炙って下さい。そして炎から出して結果を確認するために少し待ちます。作業を工程の最後での還元炎の使用は、全行程で還元炎を使用する場合と全く異なった結果をもたらします。
深いティール色の上に現れるグリーンとブルーの変化量は素晴らしい色合いを生み、水と海にまたたく光を連想させます。

Cobalt Lite, 510 コバルトライト
概要:グラスアルケミーで最も明るいコバルトカラーであるコバルトライトは大型の彫刻作品をつくることができる濃度をアーティストに提供するためにデザインされました。
制作のヒント:ニュートラルフレームで作業し、グレーのストライクを避けるために還元炎を避けて下さい。
この色は、とてもシンプルで透明なウォーターブルーで、クリアガラスと同じような作業特性をもっています。この色はインケースなしで吹きや塊の彫刻などに使用できます。極端に薄く吹くとこの淡いブルーは可視性を失います。コバルトライトはどのように熱が作品の内部まで浸透するのかを学ぶにはとても良い色です。厚い層への熱の侵入による色の変化はあなたの作品の表面にあるであろう細い細部を失うことなくどれくらい素早く作品の内部まで温めることができるかを示してくれます。

Cobalt-1, 511 コバルト-1
概要:グラスアルケミーのコバルトカラーで2番目に明るい色。コバルト-1は鮮やかなブルーで小さいな造形やビーズに向いています。
制作のヒント:ニュートラルフレームで作業し、グレーのストライクを避けるために還元炎を避けて下さい。
ほぼ透明なウォーターブルー。このコバルトの色合いは丁度良い量の光を通すには十分な透明度を持ちながら鮮やかさを保つのに十分な暗さもあります。容易に溶け扱いやすいです。クリアロッドと同じように扱うことができ、熱をよく保ち、熱の浸透性もよい。

Cobalt-2, 512 コバルト-2
制作のヒント:ニュートラルフレームで作業し、グレーのストライクを避けるために還元炎を避けて下さい。
濃く鮮やかな透明なブルー。扱いやすく、滑らかでクリーミー。
バックライトや自然光のもとでは光が鮮やかなコバルトの色合いを透過し、単体でもとてもかっこよくみえる深いブルーです。制作工程における過剰還元炎は色をグレーにします。しかし
結局のところこの色はきまぐれではなく、ニュートラルフレームで作業すれば容易に扱えます。

Cobalt-4, 514 コバルト-4
概要:6つのグラスアルケミーコバルトカラーのなかで4番目に暗い色。コバルト-4は小さい吹き作品や、旧来の表面的な作業に理想的なコバルトブルーをアーティストに提供するためにデザインされました。
制作のヒント:ニュートラルフレームで作業し、グレーのストライクを避けるために還元炎を避けて下さい。
コバルト-4は薄く吹いたり、色を表面で使うような利用法に素晴らしい色です。
この色は8ミリ以下の場合ではまだ光を透過します。制作工程における過剰還元炎は色をグレーにストライクさせますが、ニュートラルフレームで作業すれば容易に扱えます。
これは他の色をインケースしたり、細いケーンに引いたりするのには素晴らしい色です。グリーンスパークルをこのいろでインケースし棒引きすることで淡くて良い色合いが得られます。
様々な新しい可能性のためにこのテクニックを不透明とクレヨンカラーにつかってみて下さい。

Cobalt-5, 515 コバルト-5
概要:最もポピュラーなコバルトカラーの1つ。コバルト-5は扱いやすい高飽和率のブルーです。
制作のヒント:ニュートラルフレームで作業し、グレーのストライクを避けるために還元炎を避けて下さい。
コバルト-5は色の濃度がとても高く、その上コバルト-6ほど作業性も悪くない。制作工程における過剰還元炎は色をグレーにストライクさせますが、ニュートラルフレームで作業すれば容易に扱えます。制作工程における過剰還元炎は色をグレーにストライクさせたり、グレーのしみを生みますが、必ずニュートラルフレームで作業して下さい。
コバルト-5は棒引きや吹き作業に良く、質の高い深いコバルトをもたらすでしょう。クリアの層の間に挟んで薄く吹くと鮮やかな透明のコバルトブルーになります。とても良く機能し、簡単に溶けます。コバルト- 5の最も好きなところは、バックライトが点灯しているときに、色を通して輝くことです。

Peacock, 546 ピーコック
概要:ピーコック=雄の孔雀
この色は色幅の増加と鮮やかなクレヨンカラーを引き立たせるための濃度をもった色を提供するために6つの青緑からなるシリーズの1部分としてデザインされました。しばしば模倣されましたが決して再現されることのなかったとても扱いやすい不透明の青です。
美しく機能し、滑らかにそしてクリーミーに溶ける。ピーコックは私の最もお気に入りの不透明色の1つです。どれほど扱いやすいかは使うとわかるでしょう。インケースの有無に関わらず使うことができ、ピーコックは他の不透明クレヨンと同じように作業したほうがよいですが、インケースせずにより長く集中した作業時間でも色を維持します。しかしながら表面の仕上がりには注意が必要です。

Bibidibobidiblue, 5192 ビビディバビディブー
概要:ビビディバビディブー=英語圏の人の、ちちんぷいぷいみたいなおまじないの言葉。
これは私たちのパレットの穴を埋めるために作られたパステル調のブルーです。この不透明なブルーは背景色もしくは棒引きにとても良く機能します。
制作のヒント:内部の温度を上げるためにゆっくりと熱して下さい。一度熱の土台ができあがると、高温で作業することができ、余熱の際に吹いた泡の跡は滑らかになります。しかし高温で作業しすぎると修復できない過剰なガス放出の原因になりますので避けるべきです。
この色は仕上がりが自然な不透明のベイビースカイブルーガラスです。この色は他の不透明より少し多くエアーを含んでいます。しかし適切に扱えばビビディバビディブーはまるで生地があるかのような滑らかな仕上がりの表面ができます。
インケースされていない場合に最もよい表面の仕上がりを得るためには、色の層を3ミリから4ミリの厚さに保ち、普段作業している炎より遠く離して、より低温の部分で作業することをお勧めします。酸化炎や還元炎を使う必要はありません。内部の温度上げているときと、細部や溶接のために部分加熱する時は我慢強くいることが大切です。

Iris, 5194 アイリス
概要:アイリスはビビディバビディブーとブルー/パープルの色合いのラピスの間に位置する不透明のブルーです。
制作のヒント:内部の温度を上げるためにゆっくりと熱して下さい。一度熱の土台ができあがると、高温で作業することができ、余熱の際に吹いた泡の跡は滑らかになります。しかし高温で作業しすぎると修復できない過剰なガス放出の原因になりますので避けるべきです。
ビビディバビディブーとラピスの中間色としてとても良く磨き上げられたブルーです。
硬さに関してもこれらの色の中間で、ビビディバビディブーより硬く、ラピス程ではありません。この色はバックスタックス※1やインケースせずにマーブルに使うことをお勧めします。マットな色やコイル巻されたアイリスを使う時には、色が完全に溶け、内部と表面が滑らかになるまで普段の作業エリアから2.5〜5センチ遠い位置に離して使って下さい。アイリスはアルケミーミントやダブルパッションとの相性が良いです。
※1 バックタックスとは大きいクリアチューブの中に小さいクリアチューブを入れて隙間にカラーロッドを詰め、溶かして引いてカラーチューブを作る技法のこと。

Lapis, 5195 ラピス
概要:ラピス=「鉱石」「宝石」などを意味するラテン語。
ラピスは鉱石のラピスラズリからインスパイアされたものです。偉大な画家たちによって使われた最も古くからある色の1つです。私たちはこの色をパレットに加えるためにとても努力しました。暗く、魂の溢れる不透明色、ラピスは全てのアーティストに必要な色です。
制作のヒント:内部の温度を上げるためにゆっくりと熱して下さい。一度熱の土台ができあがると、高温で作業することができ、余熱の際に吹いた泡の跡は滑らかになります。しかし高温で作業しすぎると修復できない過剰なガス放出の原因になりますので避けるべきです。
グラスアルケミーのパレットのなかの他の不透明色と比べると、ラピスの作業特性は少し異なっています。まず初めに、とても硬くケーンの中心部まで熱が伝わるまで他の色に比べて時間がかかります。クリアでのインケースするとより集中した加熱をトーチに近づけて行うことができます。
インケースせずにラピスで作業する場合は、より辛抱強く待たならなければ深い不透明の青紫の美しい結果は得ることができません。ニュートラルフレームで作業することはとても大切です。プロパンが多すぎるとグレーのしみやストライクを引き起こすでしょう。ラピスはとても濃く、棒引きや薄く吹いても色を維持します。

Really Teally, 544 リアリーティーリー
概要:リアリーティーリーはアグアアジュールとピーコックの中間に位置する不透明のブルーで、とても扱いやすい色です。この色はパレットのブルーグリーンの穴を埋め、グラデーションを完璧にするためにデザインされました。
制作のヒント:ニュートラルフレームで作業し525度でガレージし565度でアニールして下さい。
この色は見たまんまの色を得ることのできる不透明色でピーコックとアグアアジュールの中間に位置しています。この色の作業特性はアグアアジュールと同じです。最初はわずかに硬さがありますが、溶ければ他のものと同じで、簡単に溶け滑らかになります。棒引きや薄い吹きに利用しても色を維持します。十分に伸ばして吹いた場合はリアリーティーリーは乳白色になり光を通すようになります。インケースしてもしなくても使うことができます。

Cobalt-6, 516 コバルト-6
概要:コバルト-6は私たちが初期にリリースした色の1つです。この色は最も暗いグラスアルケミーコバルトで、私たちは "どの位暗いと暗すぎるのか" という問いに直面していました。今では最も人気のある色の1つで、より濃い色を必要とする多くの人に使われています。
制作のヒント:ニュートラルフレームで作業し、グレーのストライクを避けるために還元炎を避けて下さい。
Artist Description
硬く、濃い透明なコバルトブルー。コバルト-6はブラックに見えるほど色の飽和率が高い。
極端に薄く引いても深い透明なコバルトブルーを維持します。コバルト-6を炎の先の方で作業して下さい。プロパンが多すぎるとグレーのストライクやしみが成長しますのでニュートラルフレームを使用して下さい。コバルト-6はクリアの間に挟んで薄く吹くことができ、薄く吹いた場合でもコバルトブルー濃さを維持します。色の層が十分に薄いときに光がコバルト-6を透過するととても美しい。

Twilight, 548 トワイライト
概要:トワイライト=日の出前・日没後の薄明かり; たそがれ時。
この色は色幅との増加と鮮やかなクレヨンカラーを引き立たせるための濃度をもった色を提供するために6つの青緑からなるシリーズの1部分としてデザインされました。しばしば模倣されましたが決して再現されることのなかったとても扱いやすい不透明の青です。
制作のヒント:ニュートラルフレームで作業し525度でガレージし565度でアニールして下さい。
トワイライトはピーコックやアグアアジュールよりもわずかに硬いものの同じように機能します。
このブルーは深く、ピーコックよりも暗い不透明色ですが、それでもなおとても鮮明なブルーです。
吹きや塊のスカルプディングへの使用に向いていて、トワイライトは様々な利用法で使うことがてまきます。私はまた、トワイライトをムリーニに使用するのが好きです。なぜなら色の濃度が高く、細く引いたときでも色を維持するからです。トワイライトは昇華したり、泡を吹いたりはしません。細部や溶着のためにシャープなフレームで部分加熱することもできます。しかしこの色を扱うときは他のクレヨンカラーと同じように適切な作業をしてください。インケースしていないときに集中的な部分加熱するとわずかに暗いトーンが現れます。

Peacock Chameleon, 5486 ピーコックカメレオン
概要:ピーコックカメレオンはわずかな色の変化を生む有機的なプルシャンブルー(紺青)としてデザインされました。アグアアジュールとトワイライトの中間のトーンで、彫刻的な作品などに広範囲に使われています。
制作のヒント:ニュートラルフレームで作業し525度でガレージし565度でアニールして下さい。
ピーコックカメレオンは濃く鮮やかなクリーミーの不透明ブルーです。ベースのガラスはとても濃いですが、2ミリ以下に伸ばすとミルキーな乳白色になります。
ニュートラルフレームで作業すると、この色に含まれているシルバーの作用によって明るいブルー、グリーン、イエローグリーンの縞模様が表面に引き出されます。クリアでインケースすると表面のつやをつかまえ、色調の変化を穏やかにします。

Sapphire, 5595 サファイア
概要:サファイアはパパラッチと同様の新世代のスパークルテクノロジーを利用したブリリアントブルーベースの色です。パパラッチ+ブリリアントブルー=最高!のように効果があるのでこの色をかぶせることをお試しください。
制作のヒント:この色は低温で扱われるのを好みます。しかしながらガラスを扱っているときにはグレーのヘイズが成長するのを避けるために温度が上昇していることを確認して下さい。全てのクロームカラーと同様にニュートラルフレームで作業してください。
大きなスパークルの粒を含んでいて、この透明な深いブリリアントブルーは強烈な光と広い色の変動幅の反射色をもっています。ストライプにしたりコイルにしたり、つぶしたり、重ねたりするとスパークルの表情の効果を見ることが出来ます。1つの例では、インケースせずにロッドを押しながら一方向へ回しマーブルに加えるとピンと張った絹織物のようなパーターンをつくることができます。ロッドを塗り、あまり操作せずフラットに作業したとき、より大きなスパークルの粒が見えるでしょう。それぞれのスパークルの粒を他のものの上に積み重ねるたり横に並べることのできる小さく平らなチップとみなし、それぞれの操作は見た目や仕上がりを変化させます。様々な厚みの色層の中空の形は多様な美しい効果を生みます。薄く伸ばしたり吹いた場合、サファイアはとても透明になりますが、仕上がりにスパークルは残ります。サファイアで作業するときはインケースせずに長時間還元炎に入れないようにして下さい。ブリリアントブルーのベースカラーの表面をわずかにグレーにしてしまうことがあります。

Amazon Lagoon, 587 アマゾンラグーン
概要:アマゾンラグーン=アマゾンの湖
ニュートラルフレームを使い、時間と温度の関係を測定するようなシルバーカラーのストライキングの方法と、どのようにメタリックな仕上がりを作るかに関しての情報を紹介したあと、私たちはキルンのドアを開けたときの" 驚き "が無くて困るという人たちの声を聞くようになりました。
これに当てはまる全ての人のために私たちはアマゾンラグーンを開発しました。この色はボロガラスのシルバーカラーでの制作に"驚き" を再び与えるためにデザインされています。全ての作品は美しく、全ての作品は異なった表情を見せるでしょう。
制作のヒント: ニュートラルフレームで作業してください。この色はシルバーで多量に含んでいます。
アマゾンラグーンは多量のシルバーを含んだコバルトベースの色です。ロッドをクリアでインケースして使うと、グリーン、ブルー、そしていくつかのゴールデンオレンジ、クリームイエローをとらえた見た目を生みます。仕上がりと色の変化量は作業時間と、作品が塊なのか吹かれているかによります。
クリアでインケースしていない場合、ニュートラルフレームでの作業は表面にシルバーが現れます。暗いブルーから淡いイエローグリーンまでの色幅はしばしば素晴らしい模様を表面に生みます。
作品が完成したとき、わずかに還元気味の炎にすることでゴールド、シルバー、グリーン、ブロンズ、ブルーなどを生むメタリックな仕上がりになります。そしてこれは色の層の厚さと還元炎の度合いにもよります。

Brilliant Blue, 592 ブリリアントブルー
概要:私たちはこの鮮やかなブルーを作るために反射指数を変えました。全ての色と良く合い、とくにシルバーカラーとの相性は抜群で、全てのアーティストが持つべき色です。
制作のヒント:ニュートラルフレームで作業し、グレーのストライクを避けるために還元炎を避けて下さい。
この色はコバルト-1より暗い色合いで、鮮やかさの度合いも優れています。ブリリアントブルーを他のコバルトブルーと比べてその微妙な違いを説明しようとすると、横に並べて見ないと難しいです。ブリリアントブルーはより鮮やかでポップです。ほかのコバルトブルーを厚くすると、鮮やかさと透明度が下がり暗くなります。ブリリアントブルーは塊のスカルプチャーとして使用でき、内部とから浮き出る鮮やかな色合いをもっています。