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Disco Sparkle, 9958 ディスコスパークル

概要:ディスコスパークルはクリアベースの中にシルバーを多く含んだエキサイティングなスパークルカラーで、ほぼ全ての色に混ぜ合わせて使用することができます。多くの人がこの色をそのまま使用していのに対して、クリア(もしくは他の色)10対ディスコスパークル1の割合で混合して使用する人たちもいます。ディスコスパークルをそのまま使うにしても少し他の色を混ぜ合わせた方が滑らかで反射する表面を得ることが出来ます。

制作のヒント: 黄色への変色を避けるために低温で作業して下さい。扱い方はクレヨンカラーと同じです。

 

グラスアルケミーはいくつかの理由でこの色を開発しました。これは他の色と混ぜ合わせて自分のオリジナルのスパークル色を作ることが出来ます。ディスコスパークルはインケースせずに使用すると滑らかな肌触りと非常に濃いスパークルの仕上がりを得ることが出来ます。しかし、表面はまるでテクスチャーがあるかのように見えます。より幅広い使用法では、7ミリのディスコスパークルのロッドを溶かし3ミリのクリアでインケースしもう一度好みのサイズのケーンに引きます。だいたいの場合4ミリぐらいが良いでしょう。この方法を使うと濃いスパークルをたもったままより使用しやすくなります。

Sienna Brown, 864 シエナブラウン

概要:シエナブラウンは私達が最初に開発した6色のうちの1つです。当時、透明色のパリエーションの中に調和するように作られたエレガントなブラウンで、様々な色体系に容易に組み込むことができます。大きいな塊にするほど深いトーンになりブラックに近づきます。

制作のヒント:グレーとブラックのシミを防ぐために還元を避けニュートラルフレームで作業して下さい。

 

これは見たまんまの色を得ることのできる透明の暖かいブラウンで、光を透過させて色をみると赤っぽいアンバーに見えます。シエナは完成の状態を予測しやすく、色の濃淡は厚みでコントロールすることができます。クリアでインケースして棒引きしたり、クリアで挟んで薄く吹くと淡い色合いを得ることができます。

 

シエナはベリルやコバルト1と同様に扱うことができ、同時に良く熱を保持して柔らかく溶けるためとても扱いやすい色といえます。そしてシエナの上にシエナを部分的に被せても被せた部分の跡は残りません。

Andromeda, 6585 アンドロメダ

概要:アンドロメダはトリプルパッションのストライクとパパラッチのスパークルを1つにしたストライキングスパークルカラーです。

制作のヒント:トリプルパッションや似ているストライキングカラーと同様に作業して下さい。

この色はクロームも含んでいますのでニュートラルフレームで作業し525度でガレージし565度でアニールしてください。

 

アンドロメダは熱っすると透明アンバーから深いパープルまでストライクがつづく透明なグリーンのスパークル色です。もし色の層が十分に厚ければ、ベースカラーに加えてスパークルとシルバーが表面を覆います。作品の仕上がりにスパークルの彩度を残したいのであれば、アンドロメダをトリプルパッションと同様に扱い、表面に現れたシルバーのヘイズを焼き飛ばすためにシャープな集中炎を使うことができます。

 

インケースせずに様々な仕上がりの幅を得ることができ、それはどれくらいの時間作業したかや、どんな炎雰囲気で作業したかによって変化します。クリアでインケースしたときアンドロメダはとても扱いやすく、しばしばスパークルを増幅させます。インケースする前に作業するとシルバーフューミングとらえることができ、パープルもしくはグリーンのスパークルの上にミルキーなブルーの幽霊のような膜を得ることができます。アンドロメダのスパークルの粒は虹の7色を反射しているように見える。色は多数の仕上がりの表情を生みことができ、ツイストや圧縮、重ねたり、色の量を減らすことや作業時間などによって操作することができます。ベースカラーをより深い色へ変化させるためにキルンストライキングするときは、595度のキルンの中に入れ、短い時間の間隔で望んだ色がでるまでストライクさせてください。アンドロメダはイクリプスやグレープなどとよく合います。

Purple Rain, 7692 パープルレイン

概要:とてもポップな鮮やかで滑らかな、透明のパープル。

制作のヒント: パープルの色合いを得るためにパープルレインをかぶせてみてください。もしくは鮮やかなパープルを得るために厚い塊の一部に使ってください。

 

これは見たまんまの色を得ることのできる鮮やかなパープルです。パープルレインは厚い層や塊の部分につかうと鮮やかさの強度を築きます。クリアや他の色の上にかぶせるととても良い色合いを下の色にもたらします。パープルレインはインケースせずに使う場合、溶着なとで用いるシャープな炎での部分加熱を含む様々なフレームセッティングで容易に扱うことができます。パープルレインの光学的な質は素晴らしく塊や中空の作品で素晴らしい働きをします。イクリプスもしくはサファイアとのインカルモは素晴らしい結果を生みます。

Grape, 773 グレープ

概要:ダークプラム(廃盤)とグレープは最初にボロシリケイトパレットに加えられたパープル色です。

グレープは半透明の暗いロッドでホワイトの上に重ねたときとてもポップになる性質をもっています。スカルプチャーではブラックを反射し、パープルの光を透過します。

制作のヒント: グレーへのストライクを避けるためにニュートラルフレームで作業し還元炎を避けてください。

 

この透明なパープルは驚くほど見たまんまの色を得ることのできる色です。私はグレープをマットな色のチーブや塊のスカルプチャー、マーブルなどに使うのが好きです。

 

グレープは滑らかで柔らかく簡単に溶け、とても良く熱を維持しフレームとキルンで長時間作業してもガラスの表情に全く問題を起こさないクリアと全く同じように作業できる唯一のボロシリケイトカラーです。温かいイエローを重ねグリーンスパークルでhoneycomb(蜂の巣のような形をつくる技法)にしたり、パターンをつけるのに使ってください。

Double Passion, 783 ダブルパッション

概要:ダブルパッションはコントロールが容易なアンバーからパープルのストライキングをアーティストに提供します。兄貴分であるトリプルパッションより低い飽和率のためそれほど早く暗くストライクすることがありません。濃いピンクやマジェンタへ成長する素晴らしい色です。

制作のヒント: 良く熱してストライキングの跡を消して下さい。 得られる効果の幅はどれだけキルン、フレームストライクキングするかに依存します。

 

この透明な色はストライクさせることができ、トリプルパッションと似た完璧な配合の内容物によって一気に色を変化させます。ストライキングのスピードはトリプルパッションより少し遅く、イエロー、アンバー、オレンジ、ピンクはより多く見えます。色の中に含まれているシルバーの量のせいで明るいブルーとクリーム色のくすみが表面に現れますが、これはフレームに含まれるプロパンの量によってコントロールすることができます。高温で作業するとピンクとマジェンタを得ることができ、ダブルパッションは様々な色の光を透過します。これはどれくらいベースカラーがストライクしたかや、どれくらいのシルバーを表面に残したかによります。この色吹きや塊での利用に向いています。

Triple Passion, 786 トリプルパッション

概要:トリプルパッションは容易にアンバーからパープルへストライクする色として開発されました。

この色は含まれている成分のおかげで鮮やかで美しい広範囲の色幅のパープルを素早く、簡単に一貫して ストライクします。色の変化するボロシリケイトガラスの使用はグラスアルケミーがこの色を市場に投入すると爆発的に増えました。この色は全てのアーティストが持つべき色です。

制作のヒント: 良く熱してストライキングの跡を消して下さい。 得られる効果の幅はどれだけキルン、フレームストライクキングするかに依存します。

 

この色は様々な方法で使うことができます。トリプルパッションはシルバーの長所でいっぱいのストライキングカラーです。これは半透明のベースガラスがゴールデンイエローからアンバー、パープル、バイオレットへ、そしてシルバーの反応によりブルーとグリーンとパープルへ変化することを意味しています。この色がどのように機能するかを理解するには、カラーロッドを溶かし、冷まして普通の作業フレームで数秒熱し、結果を見るために待って下さい。ストライクは急激に起こりますのでご注意ください。

 

ラスターと半透明の質感をクリアの下にとらえるためにインケースするのも良いでしょう。

色の層の厚さは完成の色と最終的な効果のコントロールを左右します。

Passion Extreme, 788 パッションエクストリーム

パッションエクストリームは薄くして使う利用法で暗く、そして深くストライクするようにデザインされています。高飽和率でトリプルパッションの兄弟であるこの色は全ての人が持つべき色です。

制作のヒント: 良く熱してストライキングの跡を消して下さい。 得られる効果の幅はどれだけキルン、フレームストライクキングするかに依存します。

 

この濃く鮮やか色はキルンやフレームストライクによって様々な仕上がりを生む可能性を秘めています。ベースカラーはトリプルパッションと類似したもですが、深いパープルへと素早く移行します。この色は光に満ちていて、深く温かいパープルの上に煙のようなシルバーブルーのハイライトが現れるため葡萄を連想させます。

 

このパープルは長く作業するほど暗くなります。もし作品が完成して、より暗くしたい場合は595度のキルンで15〜20分ほどストライクさせてください。パッションエクストリームの表面の層の見た目は鋭い高温で表面に吹き付けることでいつでも変化させることができます。

この作業はすぐに形成されいたシルバーの結晶を分解しガラス表面のストライクを取り消します。

その状態から炎にさらしたり、もしくはキルンにいれることでこの素晴らしい色の仕上がりを決定してください。パッションエクストリームは吹きでも塊にした利用法でもとても良い状態を維持し、棒引きにしても色を良く維持します。クリアの間に挟むとより明るいブルーの煙っぽい効果がベースカラーの上に現れるでしょう。私はこの色をスノーホワイトの上にかぶせてケーンにするのが好きです。

Chocolate Crayon, 804 チョコレートクレヨン

概要:この色は深く、濃く、鮮やかで暗い不透明のブラウンでパレットの穴をうめるためにデザインされました。

制作のヒント: 炎の外側で余熱し、急激な加熱を避けて下さい。

 

チョコレートクレヨンはとても濃く、クレヨンシリーズのなかで最も作業性のよい不透明の1つであるチョコレートブラウン色です。どんなフレームでも扱うことができ、他のクレヨンカラーよりトーチヘッドに近づけて加熱することができますが、インケースせずに使う場合はフレームセッティングを過剰還元にしたり過剰酸化にしたりしないでください。クリアの下ではそのままの色を維持し、不透明度を失うことなく薄く伸ばしたり吹いたりできます。

チョコレートクレヨンは滑らかでクリーミーに機能します。簡単に溶け昇華の心配がありません。チョコレートクレヨンはアルケミーミントやスパークル色などの多くの他の色とも調和します。

Beryl, 833 ベリィル

概要:ベリィル=緑柱石(緑・青・黄色の透明な鉱石; エメラルド・アクアマリンなどはその一種)

ベリィルは有機的な色でボロシリケイトガラスの色相の穴をうめるためにデザインされました。

自然界に存在しているがあまり気づかれることのない色で、オイルランプや60年代の置物を思い起こさせる色です。ビーズや塊の造形に有用です。

制作のヒント: ニュートラルフレームで作業し、赤色のシミを避けるために還元炎を避けて下さい。

 

これは私の最も好きな透明のWYSIWYG colors(What You See Is What You Getの略で、「見たままを得られる」という意味。ウィジウィグカラーと読む)の1つです。ベリィルは瓶のグリーンに似ているため、パリスグリーン(廃盤)と同じように私の心をつかみます。このブラウンっぽい透明なオリーブグリーンはマットな色の塊の造形や、また吹き作品にも向いています。より大きな吹き作品には、ベリィルはかなりの量のコパーを含んでいるためクリアチューブの間に挟むことをお勧めします。

Walnut, 8475 ウォルナット

概要:ウォルナット=クルミ

ウォルナットは最近リリースされた色です。

私達はブラウントーンでコバルト5に合致する色を作って欲しいという要望を受けていました。

私達はこの色がとても大切な色であることに気づき、数ヶ月間の開発期間を経てこの色を販売できることを嬉しく思います。深く濃い不透明のブラウンです。様々な利用法でとても良く機能し、私達の商品ラインナップの中でも欠かすことのできないものとなっています。

制作のヒント:グレイのシミを出さないために還元を避けニュトラルフレームで作業して下さい。

 

この色は見たまんまの色を得ることのできる不透明の深いブラウンです。

全ての炎雰囲気で作業でき、中空、塊どちらでも良く機能します。ウォルナットは不透明に見えますが薄く吹いたり、細く棒引きすると半透明になります。インケースせずに長時間作業できます。

グラスアルケミーのアーストーンのなかで中心的ないろの一つです。

Tiger's Eye, 8595 タイガーズアイ

概要:タイガーズアイはベリルをベースとして含んでおり、パパラッチのような次世代のスパークルテクノロジーを使用しています。

制作のヒント:この色は低温で作業されるのを好みますが、グレーのヘイズを避けるために加工中は中心部しっかりと加熱されている事を確認して下さい。全てのクロームカラーと同様にニュートラルフレームで作業することをお勧めします。525度でガレージし565度でアニールする。

 

私はこのスパークルを長い間待ち続けていました。この色が出来たお陰でアーストーンのスパークル色のラインナップはほぼ完璧になりました。タイガーズアイはプリズムのように反射する大きいなスパークルの粒を含み、異なった光の下で虹の7色を確認することが出来ます。それと同時にゴールドとシルバーの輝きも見ることが出来ます。ベースカラーはベリルに似ていますが、より鮮やかでスパークルの効果を助けます。

Black Violet, 974 ブラックヴァイオレット

概要:ブラックヴァイオレットはグラスアルケミーの初期ラインナップの1つです。当時市場では泡を吹かない黒を必要としていて、私達は3つの新しい黒をリリースしました。ブラックヴァイオレットは扱いやすい深い半透明色でビーズや彫刻的な作品に向いています、この色は表面に光沢があり、移行線が現れることなく流れるのでとても人気のある色です。

制作のヒント:ニュートラルフレームを使って高温で作業して下さい。

 

ブラックヴァイオレットは3ミリ以上の厚さを保てばパープルを透過し濃いブラックを反射します。とても簡単に溶け、馴染みやすく上から被せても被せた場所の跡が残りません。

薄く棒引きした場合にはバイオレットが見え、薄く吹いた場合では霞んだパープルと形容できる美しい半透明のバイオレットです。

Raven, 9749 レイヴン

概要:レイヴン=カラス

レイヴンは私達が以前にリリースしていたものよりも深い不透明のブラックとして2004年初頭にリリースされました。アーティスト達は限界に挑み続けていたため、私達はこのカラーパレットの空白を埋めることでそれに応えました。この色はグリーン、バイオレット、ブルーを多く含み飽和しています。(次にリリースするブラックではレッドも加えられるでしょう!)。このブラックは溶けやすく造形しやすい色です。

制作のヒント: ニュートラルフレームで作業して下さい。仕上げの際に還元炎の中で加熱を終えるとカラスの羽のような艶を得ることが出来ます。

 

この高飽和率の不透明ブラックは、薄吹きで濃いブラックにする為に必要な色の層や、細い棒引きなどの要望に応えます。滑らかで操作しやすいですが、わずかに他の不透明色より硬さがあります。しかしそれほどでもありません。レイヴンはインケースなしで長時間高還元炎で作業することは出来ません。ニュートラルフレームを使用し炎の適切な位置で作業すればとても美しい仕上がりになります。レイヴンはクレヨンカラーと同様に扱うことをお勧めします。マーブルの裏打ちや、深いインケース、インサイドアウトでの使用に向いています。

私は他の様々な色と合わせて使用するのが好きですが、最もお気に入りなのはクリプトナイトとのインカルモです。

Amazon Night, 987 アマゾンナイト

概要:この色は素晴らしいストライクとラスター彩を生むシルバー含有の美しい青です。私達はニュートラルフレームの確認の為にこの色を使用することを推奨しています。ロッドをフレームで熱し色が黒のままであればニュートラルフレームです。フリットでも使用でき、全てのスタジオで持つべき色でしょう。

制作のヒント:580度のキルンもしくはフレームでストライクさせて下さい。ニュートラルフレームで作業します。仕上げに還元炎でメタリックな効果を生みます。

 

アマゾンナイトのベースは半透明の暗い緑でシルバーとその他の金属成分を多く含んでいます。

私はこの色をクリアでインケースした状態で部分的に使用するのが好きです。この場合2時間作業できます。アマゾンナイトを部分的に異なった方法で再加熱すると(例、部分的にシャープな高温にさらす、もしくは全体的に加熱するなど)クリアの層の中でシルバーの効果が変化し現れるでしょう。模様がブルー、グリーン、パープル、ゴールデンイエローなどの中に現れます。

 

アマゾンナイトをインケースせずに長時間作業するときは、表面に汚れの膜が浮かぶのを避けるために還元炎や強酸化炎で長時間作業しないように気をつけて下さい。作品が完成するまで出来るだけ炎の状態をニュートラルフレームにちかづけて作業するのが成功の秘訣です。そして最後にプロパンの量を増やして作品を炎の中に通します。虹のような色彩が現れるまで様々な炙り方を試して下さい。

Eclipse, 9977 イクリプス

概要:イクリプス=日食

この新世代のブラックは真のブラックと言えます。市場に出ているパープル、グリーン、ブルーの様な他のブラックとは異なり、薄吹きしても煙っぽいブラックの色相を維持します。イクリプスはクロームを含んでいないためグレーの変色やクラックの心配がありません。

制作のヒント: この色はどの炎雰囲気でも扱えますが、私達はニュートラルフレームで作業することを推奨してます。

 

イクリプスは長時間の作業と全ての炎雰囲気に耐える透明の濃いブラックです。滑らかに機能し、上から被せても跡が残らず溶け込みます。

 

吹きや棒引きではクリアよりわずかに硬い。1ミリの厚さでは煙っぽい透明なブラックで、2ミリから3ミリの厚さがあればブラックのカラーチューブを作るのには十分です。クリアを裏打ちしておくと作業中内部の熱を保つことができます。複数回の再加熱や長時間のキルンに入れても問題ありません。私はこの色をマーブルの内部や表面の下地として使用します。

Portland Gray, 9992 ポートランドグレイ

概要:ポートランドグレイはボロガラスパレットの色相の穴を埋めるために開発されました。

私達はグレースケールの#5、白と黒のちょうど中間の色を選び、最初の不透明のグレーを作りました。

制作のヒント:急激な加熱を避け、フレームの先端で余熱してから使用して下さい。

 

この不透明のミディアムグレーは他の不透明色と比べて驚くほど良く機能し、インケースせずに彫刻的な作品で使用するにはパーフェクトな色です。比較的楽に溶け込み、様々な炎雰囲気、炎の中の位置で扱うことができとても幅広い用途があります。十分に薄吹きするとわずかに半透明になり、この効果はクリアで挟んでから薄吹きや棒引きを行うと最も良い結果をえることができます。ポートランドグレイは他のクレヨンカラーと同様に扱って下さい。

Snow White, 9995 スノーホワイト

概要:ホワイトは制作上必要不可欠な色ですが、皮肉にもとても作るのが難しい色でもあります。過去にはスズベースのホワイトが作られていましたがこれはあまり上手くいきませんでした。私達はスズで発色させる濃く深いホワイトを求めていたため、製法を確立させるために数年間を費やしました。現在のスノーホワイトはボロシリケイ市場で最も飽和したホワイトです。

制作のヒント:内部の温度を上昇させるためにゆっくりと加熱して下さい。一度熱のベースが出来上がると高温で作業することができ、泡を吹くことがありません。

 

この不透明のホワイトは高い飽和率を持っているため、細く棒引きしたり、薄く吹いても、しっかりとしたホワイトを維持します。またスノーホワイトはホワイトで挟んでとても薄く吹くとわずかに半透明でミルキーな仕上がりをえることができます。インケースせずに作業する場合は他のクレヨンカラーと同様に扱い、クリアでの作業位置より2.5センチほどトーチヘッドから離して作業して下さい。素早く急激に加熱することも出来ますが、沸騰を避けるために薄い部分を過熱させないようにして下さい。

 

スノーホワイトは滑らかに溶け込み上から被せた跡が残りません。厚い塊の造形では、中心部の柔軟性と熱を保つためにクリアロッドをスノーホワイトでインケースして使用することをお勧めします。より淡い色や、より目立つ鮮やかな新しい色を作るためにはスノーホワイトを半透明色でインケースしてみて下さい。

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